主人への手紙

やり始めてもうすぐ一年3ヶ月。毎日欠かさず、帰宅の遅い主人に置手紙を書いています。今では子供達も「お父さんに手紙書きたあ～い!!」と夜の就寝前に言うのが毎日の日課になりました。「継続は力なり」、本当にそう思います。

主人の仕事も連日忙しく、平日の帰宅は、ほぼ毎日午前様。心身共に疲れ切って帰宅する主人に私は妻として何が出来るだろうか？平日は朝しか主人と子供達は顔を合わせることが出来ないのでどうしたら良いか？主人と子供達がコミュニケーションを取る時間が限られていてもお父さんの存在をしっかりと子供達の中に根付かせ、自分達のことをお父さんが全て知り、理解してくれているんだという確信をいかに持たせることが出来るか？

主人への手紙を書き始めた切っ掛けは、夕食のメニューをコピー用紙に筆で書き、その日の子供達の様子を簡単に書き、その日したこと、次の日の予定や、判断してほしいことなどなど、書置きを残したこと。

今では、夕食を済ませ、入浴前に主人の手紙を書くことにしています。一日のことを色々と書いているうちに、子供達の様子や自分のことなど整理されていきます。私が手紙を書いている間、子供達はスケッチブックにクレヨンや色鉛筆、筆などを使い思い思いに絵を描いています。時にははさみやのりを使って立体的な工作を完成させることも。仕上がった子供達の作品には日付、名前、年齢、作品名を書き込んで、主人のパジャマと食事を一緒にキッチンのテーブルに置いて、子供達と共にお風呂に入ります。そして、子供達の一日が終わります。

翌朝、朝食をとりながら、前日の子供達の作品を主人が見ながら子供達と会話を楽しみ一日がスタートします。

今では、主人も自分のノートを準備して一日のことなど色々と書きとめてくれるようになり、夫婦で手紙を書き合うことで、毎日の合う時間が限られていてもしっかりとコミュニケーションがとれ、家族の状況がとてもクリアになっています。

デジタルの時代でも、「ペンを持ち手紙を書く」アナログも大切だと実感しています。さてさて、今夜の手紙にはどんなことが書けるかな？